サラワク州の州都であり、ボルネオ観光の拠点となるクチン。東洋のエキゾチックな雰囲気が漂うこの都市は、サラワク王国の首都として発展し、現在でもコロニアル調やマレー風の建物が立ち並んでいる。中華街やインド人街もある多民族都市であり、料理のバリエーションも豊富で、東南アジア各地の趣を肌で感じ取ることができる。猫の町としても有名(クチンはマレー語で「猫」の意味)であり、街のいたるところに猫の彫像があり、市庁舎内には猫の博物館もある。[原文]
年間を通してそうだが、特に北東モンスーンの時季は雨が大量に降る。
クチンはどの時季でもそれほど暑くはならないが、湿度が非常に高くなる時があり、雨量がかなり多い。
クチンの年平均降水量は4,200 mm/165.4"であり、平均値としてはマレーシアの都市の中で最多。降水日数は年間247日。クチンの日照時間は一日あたり5時間しかない。最多雨月の1月に限ればさらに少なく、わずか3.7時間。雨が最も多いのは北東モンスーン季にあたる11月から2月、最も少ないのは6月から8月。
気温は19 °C/66 °F~36 °C/97 °F。早朝の平均気温は23 °C/73 °Fほどだが、午後半ばになると33 °C/91 °Fくらいまで上昇する。気温は一年を通してほぼ一定だが、早朝に暴風雨が発生すると、まれに気温が19 °C/66 °Fまで下がることがある。[原文から翻訳]