ナミビア

ナミビア共和国(ナミビアきょうわこく、英語: Republic of Namibia)、通称ナミビアは、アフリカ南西部に位置する共和制国家。北にアンゴラ、北東にザンビア、東にボツワナ、南に南アフリカ共和国と国境を接し、西は大西洋に面する。なお、地図を一見すると接しているように見えるジンバブエとはザンビア、ボツワナを挟んで150メートルほど離...[ウィキペディア]

快適スコア

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月 83 89 88 94 90 84 85 88 88 89 88 86
ナミビア

7月のナミビアの季節感

7月
砂漠気候
ナミビア
広告

ナミビアの気候について

南緯17度から25度に広がるナミビアの国土は、亜熱帯高圧帯に位置する。大まかな分類では乾燥帯に属し、降水量が多い順に亜湿潤気候(平均降水量500 mm超)、ステップ気候(300~500 mm。乾燥したカラハリ砂漠の大部分がこれに該当)、乾燥帯(150~300 mm)の3つのエリアから成る内陸部と、超乾燥気候(100 mm未満)の沿岸部に分かれる。全土の標高が高いために最高気温はさほど上がらず、最南部、例えばワラムバッドを除く地域で40 °Cを記録したことはない。亜熱帯高圧帯の影響で快晴になることが多く、例年、晴天日数が300日を超える。熱帯の南端に位置し、国土の中央付近を南回帰線が通る。一般的に冬(6月~8月)は乾燥している。9月から11月にかけて軽い雨季、2月から4月にかけて本格的な雨季という風に、夏に雨季が2回ある。湿度は低く、平均降水量は地域によって異なる。沿岸部の砂漠地帯ではほぼ降水がなく、カプリビ回廊では600 mmを超える。降水量の変化が激しく、干ばつが多発する。2006年と2007年の夏には降水量が年平均を大きく下回った。2019年5月、ナミビアは干ばつの影響で緊急事態宣言を発令し、同年10月には緊急事態宣言を6か月間延長している。大西洋を北に流れるベンゲラ海流の影響を大きく受ける沿岸部では、降水量が非常に少なく(年間50 mm以下)、濃霧が発生しがちで、国内の他の地域ほど気温が上がらない。冬に時折、内陸部から沿岸部に向かって乾いた熱風が吹くが、この現象はバーグ風(ドイツ語で「山の風」)やOosweer(アフリカーンス語で「東の天気」)と呼ばれる。この風は海岸に到達する前に砂漠を通過しながら砂嵐へと変わり、衛星写真でも確認できるような砂の塊を大西洋上に形成する。中央台地とカラハリ砂漠の各地域では一日の気温差が激しく、最大30 °Cにもなる。北部では季節性の洪水「エフンジャ(Efundja)」が毎年発生し、社会インフラが破壊されるだけでなく、人命が失われることも多い。アンゴラで降った雨がナミビアのCuvelai-Etosha流域へと流れてオシャナ(オシワンボ語で「洪水地帯」)で滞留することで、この洪水が発生する。2011年3月の洪水が最もひどく、21,000人が避難を余儀なくされた。[原文から翻訳]

広告